9月8日、【岩沢サーフィンゲームス震災復興サーフコンテスト2024】開催!!
2024年9月8日(日)、福島県楢葉町の岩沢海水浴場を会場にサーフィン大会「岩沢サーフィンゲームス震災復興サーフコンテスト2024」を開催致しました。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって25年の歴史が途絶えた「楢葉町長杯」を受け継ぐ大会で、昨年に続いて2度目の開催となります。主催は、地元サーフィン関係者らでつくる事務局です。当日はショートボードとロングボードの計12クラス・210人が参加します。
福島12市町村にはもう一つ、サーファーが目指すビーチがあります。楢葉町にある岩沢海水浴場です。すぐ側に広野火力発電所が立地し、夏場は南風が遮られて太平洋のうねりが入りやすく、毎日のようにきれいな波が立つのだそう。身近にサーフィンを教えてくれる人がいる場合や、サーフショップでのレッスンに慣れてきた人におすすめといえるでしょう。子どもの頃から岩沢海水浴場に慣れ親しんでいるという吉田健太郎さん(広野町在住)と宍戸健太さん(富岡町出身、いわき市在住)に話を伺いました。二人は2023年から「岩沢サーフィンゲームス震災復興サーフコンテスト(以下、岩沢サーフィンゲームス)」を企画しています。東日本大震災で津波の被害を受けた岩沢海水浴場が2022年に再開されたことを受け、震災まで25年間続いていた「楢葉町長杯」の後継大会として復活させました。「岩沢海水浴場はロングボーダーに適した、のんびりクルージングするような波が良く立ちます。遠浅で沖に出ても安全なので、ビギナーにおすすめの浜です」と吉田さん。広野インターチェンジから車ですぐというアクセスの良さもあり、県内外からサーファーが集まるのだそう。トイレ・シャワー完備(シャワーは海開き期間周辺のみ営業)で、駐車場は海開き期間中の7~8月を除き無料で利用できます。駐車場がすぐそばにあるため、車を降りたらすぐ海に入れるのもポイントです。
2024年9月8日に開催された岩沢サーフィンゲームスには、200人以上のサーファーが集まりました。宍戸さんは国内さまざまな大会に出場歴があり、優勝経験もあります。「岩沢サーフィンゲームスは、サーフィンを始めて日が浅い人でも出られる大会です。経験年数が長いからといって勝てるわけではないのが、サーフィン大会のおもしろさ。自分の番でどんな風や波が立つかは運です。良い波が来れば、自分よりうまい選手に勝てる時もあります。それと、仲間ができるのも面白い。マイペースに乗るのも良いですが、慣れてきたら大会で勝つ喜びも感じてみてほしいです」(宍戸さん)「波に乗っている時はほかのことはなにも考えない。普段の生活では感じられない感覚を味わえます。その体験がいつでもできるということは、心の支えになるんです」と吉田さん。宍戸さんも「サーフィンが身近な環境に憧れて、移住する人もいるんですよ。私も40代後半になりますが、こんなに何十年も続けられるスポーツは、ほかにあまりないでしょう」とサーフィンの魅力を語ってくれました。
岩沢サーフィンゲームスの情報はこちらでご確認ください。
>https://www.instagram.com/iwasawa_surfing_games2024/